家庭でのインターネットの利用や、オフィスなどでの複数のパソコンによるローカルエリアネットワークでは、無線や有線によって各機器が接続されています。

有線であればlanケーブルによって繋がっていますが、無線であっても光モデムとブロードバンドルーターとの間ではlanケーブルが使用されます。光ファイバーのインターネット接続サービスは、以前主流であったADSLと比較して格段に速度が向上し、1Gbpsはもちろんのこと、10Gbpsといった超高速サービスを提供する業者も現れました。オフィスなどでのネットワークでも、大容量のファイルや高精細動画のやり取りが常時行われてきているため、高速通信ができることが求められます。

lanケーブルは、伝送スピードや耐ノイズ性能や形状によってさまざまな規格が存在します。カテゴリーと呼ばれている規格は通信速度を示すものであり、カテゴリー5eや6ならば1Gbpsの速度が保証され、7であれば10Gbpsのスピードが担保されています。

速度だけでなく外来ノイズに対する性能が高いと、スピードと安定性とを両立したネットワークシステムが構築でき、配線がツイスト状になっているUTPケーブルやシールド線が独立しているSTPケーブルなどの規格があります。建物の壁に穴を開けることができない場合に用いるケーブルとして、平型のフラットケーブルや極細のケーブルもあります。高速で安定した通信ができるために、目的にあった規格の機種やケーブルの採用は欠かすことのできないことであります。