配線ダクトを用いて綺麗に施工する際には、ある程度の加工が必要とされることがあります。

一般的に考えられることは長さの調整です。規格品として販売されているので、長さに基本的には自由度はありません。カット作業を行うことが必要ですが、この作業では金属製であれば金属に対応している鋸を使うこと、プラ製であれば普通のカッターでもカット作業を行うことはできます。配線ダクトの加工ではコーナー部分に対して行う内容もあります。

壁の天井付近に一面だけ施工する時には必要性がありませんが、2面や3面の壁に固定する際にはコーナー部分を考えて、L字型の付属パーツを用いて施工することが欠かせません。隙間が大きく開いてしまうと粉塵が入り込むことになるので綺麗に施工することが求められています。見た目の問題を考えることもできます。既製品の配線ダクトにはメーカーによって様々なものが販売されていますが、色はホワイト系やブラウン系、シルバー系などが非常に多いです。

最適な色に加工することを希望している場合では、刷毛塗りで塗料を用いることもできますが、ラッピングシート、あるいはカッティングシートなどを配線ダクト本体に貼り付けを行うと、施工している空間に最適な色に加工できます。シート類を用いる際には、耐熱性に優れている屋外用のものを利用すると、長持ちさせることに成功できます。インターネットを利用すると色々なラッピングシートが販売されているので、貼り付ける面積を計測した上で購入する必要があります。