単線のlanケーブルはノイズに強い

lanケーブルの中には8芯線がツイストペア、すなわちより合わされて4組みになっています。

より合わせる理由はノイズ対策で、2本の芯線で打ち消し会うことで電磁波の発生を低減する効果が期待できます。電線に電流を通すと必ず発生するのが磁力です。その磁力が他の電線に当たることで電流に変わってノイズが発生します。ツイストペアは送受信の芯線を組み合わせて正反対の電流の流れを利用します。発生する磁力が打ち消しあうことで少なくすることが可能です。

些細なことかもしれませんが、それほどまでにノイズは厄介なものです。長いlanケーブルはそれだけ多くのノイズを受けるリスクが高まります。そのため20mを超える場合は、比較的ノイズを受けにくい単線を使ったタイプを使用することをお勧めします。単線とは金属の1本の電線のことで、芯線として一般的に使われているヨリ線よりも電磁波の影響を受けにくいと言われています。

lanケーブルの芯線にヨリ線を使うのは、やわらかくなって取り回しが楽だからと言う理由が大きく、ノイズに関しては諦めているような状態です。でも20mを超えるようなところではノイズの影響が便利さよりも大きくなってくるので単線を利用しないといけません。取り回しが大変なのでなるべく直線的な部分に利用したいところですが、部屋の形状に合わせたい場合には、曲げる部分に少し余裕を持たなければいけないでしょう。それぐらい単線のlanケーブルは硬くなります。

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