カテゴリーの数字以下の規格にもlanケーブルは対応

社内や外部と安定した通信をする際には有線の通信ケーブルの利用は不可欠ですが、自宅や仕事場に新しく有線の通信ケーブルを設置する場合には注意しなければならない点がいくつもあります。

ケーブルの規格がその一つで、家電量販店などで購入する際には接続しようとしている機器や得たい通信速度に合う規格の製品を選ぶのが基本です。ただし、他の種類の製品とは異なり、有線ケーブルの規格は上位のものはそれより下位の規格にも対応しているため、面倒であればカテゴリーの数字が大きい製品を選んでいれば問題はありません。

例えば、2018年現在で主流となっている規格の一つにカテゴリー7と呼ばれるものがありますが、この規格のlanケーブルはそれ以下のカテゴリー6Aやカテゴリー5eといった規格すべてに対応しています。したがって、カテゴリー5eまでしか対応していない機器にカテゴリー7のケーブルを使用してもきちんと動作します。

逆に、カテゴリー5eまで対応の機器にカテゴリー5以下のlanケーブルをつなぐと、十分な通信品質を引き出すことはできません。カテゴリー5eの理論上の最大通信速度は1Gbpsですが、これより前の規格のlanケーブルは100Mbps以下の通信速度となっているからです。大規模かつ高速なデータの送受信をするわけではないのであれば古い規格の製品でも十分ですが、ある程度高い通信品質を得たいならケーブル購入時に規格は必ず確認しておきましょう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *